住宅ローンを滞納しても、1ヶ月くらいならば影響はないと思っていませんか?
実は、大きな問題へと発展することもあるので、
しっかりと引き落とし口座に残高があるかどうか、チェックしておきましょう。
3ヶ月くらい滞納をしてしまうと、かなり悪い状況になってしまいます。
そんなときのために、任意売却という制度について知っておくと、安心できるでしょう。
一番良いのは延滞をせずに支払っていくことですが、
最悪のパターンについて考えておくことも大切です。

住宅ローンを溜めた人の体験談を見て震える

住宅ローンを滞納した人の体験談を読むと、震えることがあります。
ローン残高が2500万円あるのに、不動産査定をしてみたら、
不動産を売却しても2000万円にしかならず、ローンが完済できないので
売ることができないというケースなどもよくあるようです。

さらに最悪なのは、そのまま放置してしまって、裁判所による競売になってしまうことです。
2000万円の価値のある不動産が、競売になると1500万円くらいの安値で売れてしまうこともあります。
その結果、家を失うと同時に、1000万円もの借金を抱えてしまうということになった
という体験談などもあります。

競売の後、残ったローンについては基本的には一括で請求されてしまうようです。
1000万円の一括請求に応じられるわけもなく、
自己破産をするしか道がなくなったという人も多いです。

自己破産をすると資産もすべて没収されますが、それだけではなく、
借金の連帯保証人になってもらっていた家族に
大きな迷惑をかけてしまうことになってしまう可能性もあります。

救済方法があるか安心だわ

住宅ローンを滞納して放置しておくと、大変なことになってしまいますが、
救済方法があるので知っておくと安心できます。
その救済方法とは、任意売却のことです。

2500万円のローンが残っている家で、不動産の価値が2000万円しかなくても、
任意売却なら相場通りの2000万円で家を売ることができる可能性が高くなります。
抵当権を外してもらう必要がありますが、
債権者にとっても競売になるよりも任意売却をしてもらったほうが良いので、
ほとんどの場合に抵当権を外すことに同意をしてくれるそうです。

それでも500万円の借金は残ってしまいますが、
無理のない分割払いにしてもらうことができます。
また、自己破産を回避できたら、自動車などの資産は没収されずにすみます。
また、近所の人にも知られずに家を売却できることもメリットです。
相談先としては、任意売却の専門業者や、弁護士などがあげられます。
なるべく早い段階で相談をしておくことで、満足のできる解決になる可能性が上がるでしょう。