街の中や車の運転中、ちょっと待て、今、見た看板は何なんだと振り返ってしまうことがありますよね。
運転中は振り返れませんが、インパクトの強い看板は宣伝効果バツグン、誰かに話さずにいられません。
日本にも、誤字脱字系や脱力系、アイデア満載で思わず吹き出してしまう強烈なものもありますが、海外は、スケールとジョークの濃さとが違います。
そこまでやるんだいう感動と、そこまでやっちゃうのか、という驚愕と呆れは紙一重なのです。
やはり世界は広い!
海外の看板はアイデア満載、見るだけでお得、そして楽しい嬉しい特典付き。
美容効果は世界の女性にとって共通の悩み、憂鬱な表情の女性が大きく描かれた、アメリカのフェイスケア用品の看板は、女性の顔は、1枚1枚が数千枚の商品のクーポン券。
通りかかった人がクーポン券をはがしていくことで、ツヤツヤお肌の朗らかな表情の女性があらわれるのです。
ストックホルムの大手ハンバーガーメーカーの広告は、看板広告を見ながらスマートフォンをコントローラーにして、インタラクティブにピンポンゲームを楽しむことができるのです。
30秒間ノーミスでプレイできるとハンバーガーのクーポンが手に入る特典付き。
これは嬉しい、日本にも設置希望です。
海外の広告はなんと言ってもデザインがお洒落、特にウェルカムボードは、シンプルかつハイセンスなものを多く見かけます。
チョークに黒板に書く文字も、書体や大きさにこだわり、ツルや花などの植物で飾ってレイアウトを華やかに。
ボードの素材も布や木を使うなど、アイデアも満載。
ウェルカムボードで魅力的にディスプレイされたお店は、思わず入りたくなってしまいます。
これ日本では絶対NGだろ!?
海外の看板には、日本での設置は難しいだろうというものも沢山です。
カナダの手品イベントの告知用看板は、手品の仕掛けを施し、上部に設置されたシルクハットからハトが飛び出すという懲りよう。
飛び出したハトの行方も、気になるところです。
同じくカナダの国際映画祭の告知は、目に涙を浮かべた感動に打ち震える男性が描かれ、その涙はリアルに水。
目尻の部分に空いた穴から、とめどなく感動の涙が溢れるという演出なのです。
カナダのイベント宣伝は、やり過ぎ感満載。
そういう、お国柄なんでしょうか。
ドイツの有名男性誌のオンライン版の看板は、男であれば雨乞い祈願せざるを得ないというもの。
ノーブラでピッタリフィットするTシャツを着た女性のバストがアップで描かれたこの看板は、なんと濡れるとTシャツが透けてくるのです。
雨の日はオンライン版を楽しんでね、という主旨の広告ですが、雨の日は、脇見運転が多くなってしまうのではないでしょうか。
こんな看板、日本にもあったら良いのに、と祈らずにはいられませんね。